

世界が、「インスタ映え」に躍起になる者とそれを中毒だと冷笑する者で二分され始めた年。 第89回アカデミー賞授賞式の作品賞で「ムーンライト」と「ラ・ラ・ランド」が間違って読み上げられた年。 妙なフォームで塩を撒き散らす謎の外国人がSNSを席巻しだした年。 世間がドラマ「カルテット」により高橋一生さんの魅力に気づき出した年。 縄跳び大好き少年がリズムなわとびの発表会に赴いた年 ハンドスピナーめっちゃ回転していた年。 2017年4月、深夜1時。 「人間・菅田将暉劇場」の初演の幕は上がりました。 それは「宇宙の意志」によって決められた定め。 菅田将暉とリスナーの共鳴は、かのようにして、誕生したのです。 最近音楽にも手を出した顔の良い人気俳優が、わかりやすく1部にやってきた。 当時の評判といえば、こんなところでしょうか。 テレビに出れば、ミステリアスだ、謎だ、ベールだとパッケージされるこの男。 太宰治と芥川龍之介の違いも知らないし、本当のすき焼きの何たるかも弁えない、浪速のチンパン男であることである事が分かるのに、そう時間はかかりませんでした。 当時、この番組は最後に就活に悩むリスナーや、菅田将暉に伝えたい事があるリスナーのメールを読むゾーンがしっかりとあったのですが 菅田将暉をナメだした人間によるメールに追いやられて、いつの間にやらこのゾーンは自然に消滅。 「意中の女性を終電に間に合うように自然に送り帰し、その背中を見ながら静かにタマキンを爆発させる」というモテテクニックのメールを機に この番組は音を立てて、明らかに様子がおかしくなりました。 それと同時に、「菅田将暉が持ち前の演技力で、何か良いことを言ってるようで、よく聴いたら何も言ってない」で好評を博していた 「何も言ってないジングル」は、いつのまにか「インデペンデンス・デイ」の演説のシーンをやるだけになったり 目の前の虫が新種か新種じゃないか聴くだけになったり、指の関節鳴らす鳴らせないみたいな話するだけになったり。 そうなったりして、このジングルも自然に消滅。 菅田将暉が連れて来たライトなリスナーに支持されていた100パー漫画も、なんか自然に消滅。 菅田将暉を支持する、これからのラジオを支える者達が住みよい環境は次々と開発され もともと住んでいた者達の血が、どんどんと濃くなっていくような2年目を迎え、あとは5年目まで、だいたい同じでした。 菅田将暉は、どんなパーソナリティーだったでしょうか。 なんか白Tに「ケルティックな人生を」とか書いてめっちゃスベってたし ヘリコプターで移動してもなおナメられてたし 目にゴミが入ったらウミガメになるし 最高齢のリクガメの繁殖のモノマネ上手いし マグマとセックスできるって言うし かと思ったら、時代読んでギャル神輿の話しなくなるし 2時間かけてオリジナル野球漫画の設定考えたら、全部「メジャー」が先にやってたから無かったことにするし そういえば「ハイキュー」の話しなかったし 焼きたてジャパン!のヒューパンの説明できないし 3Aやってた時にテニプリ全部読んで来たのキモかったし 公開収録でリスナーが緊張してること「客重い」って言い出すし 定期的にカレーで過去イチ出たこと喋るし ってか今思ったけど初期の放送写真5年前を加味しても画質悪すぎるし 多分ディレクターiPhoneじゃないやつで撮ってたんだろうし 急に画質向上するの、多分ここでディレクター変わったってわかるし 1年目のスタッフ総替え事件、未だにどの番組でも聴いたことないし キックボードとか包丁とか色々プレゼントあげてきたのに、最後バナナだったし そのバナナをあげるキッカケになった男と、中継車に乗り込んでNHKからニッポン放送まで走りながらラジオしてたし あの時、仕事するの5回目で気まずかったらしいし、それが後のテニスだし こんな調子の5年間でしたが、きっと寂しい気持ちにさせる夜はなかったことでしょう。それは、今回を除いてですが。 リスナーにとって、菅田将暉は、どんなパーソナリティーだったでしょうか。 JKが選ぶ好きなラジオ番組ランキング1位の男でしょうか。 プレゼントガチりすぎてキモキモくんでしょうか。 そう、プレゼントガチりすぎてキモキモくんです。 そういうわけで、チンパンで稚拙で卑猥で品性のカケラもない、かといって衝動だけで駆け抜ける、荒削りみたいな良さとかでもない めっちゃ変なラジオも、その放送後記も、そろそろ終わり。 たった5年なのか、思わず5年もやってしまったのか。 とりあえずのお別れです。 また、色んな好きなラジオを見つけて、過ごされてください。 あなたなら、きっと見つかるはずです。 菅田将暉が最後に言った言葉を信じて、「ほな」の次を待ちましょう。 菅田将暉は本当のことを喋りますが、ラジオでは、もっと本当のことだけを喋る男です。 全241公演。刻みつけた物語。 菅田将暉のオールナイトニッポンでした。


reepy Nuts、集結。 4月から月曜1部は、Creepy Nutsから、Creepy Nutsへ。 これはCreepy Nuts達による、伝承のラジオ。 この3人が集まると、大切な話 1部に上がるに向けての引き継ぎを行いました。 その引き継ぎの中でキーワードとなったのは「1部たるもの、紳士たれ」 とにかく紳士であること。 マストチョビ髭。 宣材だって清く正しく美しく。 菅田将暉だって、5年間1度として宣材でジャケットを脱ぎませんでした。 1度も見た事ない宣材で、5年間戦いました。 Creeoy Nuts、紳士たれ!!!!


今年、放送開始から55周年を迎えるオールナイトニッポン。『自分が好きだった、当時のオールナイトニッポンをまた聴きたい』というリスナーの声に応えて、番組アーカイブが聴き放題のサブスクリプションサービス『オールナイトニッポンJAM』をスタートしました。2000年以降のニッポン放送秘蔵マスター音源を続々と追加していきます。